決定 今年一番だった小説 |
しかし、忙しいなかでも読書だけは続いてます。今年最後の読書ネタの今回は12冊(☆つき)です。
『八朔の雪~みおつくし料理帖』高田郁
『花散らしの雨~みおつくし料理帖』高田郁
☆☆☆☆☆じゃ~ん、これがワタシの今年の小説ナンバー1でした。
「みおつくし料理帖シリーズ」、ダントツで面白かった。
今月号の「一個人」の書店員が選ぶ文庫・時代部門1位だったので読んでみました。知らず知らずのうちに主人公・澪を応援してしまう、ありがち&お約束の展開ですが文句なしにのめりこんでしまう。
オススメです。
『弁護側の証人』小泉喜美子
☆☆☆これも「一個人」書店員が選ぶ文庫・ミステリー部門1位。
1963年に書かれ絶版になっていたのが復活。ミステリー史に残る傑作らしい…。
『横道世之介』吉田修一
☆☆☆☆「一個人」書店員が選ぶ文芸部門1位。
たしかに面白いです。世代が同じこともあり、なんとなく引き込まれていきます。
ゆるく読めて、爽やかな読後感を求める人にオススメ。
『悪人(上)』吉田修一
『悪人(上)』吉田修一
☆☆☆☆『横道世之介』がよかったので、吉田氏の他の作品も読みたくなりコレを。
同じ人が書いたとは思えないほど作風が違いますが、お気に入り作家になりました。
『オヤジ・エイジ・ロックンロール』熊谷達也
☆☆☆☆☆(?) このベタベタなタイトル! 書店でみてすぐに脇にかかえてレジにいってました。
長年ギターから遠ざかっていたおっさんがバンドを始めるストーリー。
ギブソン、レスポール、マシン・ヘッド、速弾き…
読んでるこちらが恥ずかしくなるような単語と展開なのですが、私的にはすごくツボ。
ロックおやじにのみオススメです。
『ポール・ランド、デザインの授業』Michael Kroeger
☆☆☆IBMのロゴで有名な巨匠ポール・ランド。
短い講義録と関係者のコメントだけで突っ込んだ内容にはなってないので、デザイナー必読とは思いませんが、たまに巨匠モノにふれるとココロが洗われます(デザイナーとして)。デザイン関係の方はココロのリセット本としてどうぞ。
小さなお子さんのいる家庭には、絵本『ちいさな1』がオススメ。
『文章力の基本』阿部紘久
☆☆☆ホントの基本ばかりですが「簡単だけど、だれも教えてくれない〜」のコピー通り、ホントに教えてくれないんですよね〜。
『アフォーダンス入門〜知性はどこに生まれるか』佐々木正人
☆☆またまた、懲りずにアフォーダンス本を読みましたが、入門というには分かりづらい内容と文章。
もっと分かりやすくて、誰でも読めるアフォーダンス本を望みます。
『月のしずく』浅田次郎
☆☆悪くはないのですが…。読み手と作家の相性がイマイチってありますよね。
『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム
☆☆☆ホラーの王様S・キング大絶賛とのふれこみ&「これはヤバイ!!あなたは最後まで読めますか」の
帯コピーにやられて買っちゃいました。なんとか無事最後まで読めましたが、たしかにヤバイ内容。ホラー好き以外の人は読まないほうがいいです。
by noodle_soup
| 2009-12-22 22:09
| 読書